ジオテキスタイルによる補強土工法は計画する盛土形状に対して盛土材料（土質）の強度不足を補うために引張り補強効果や排水補強効果を有するジオテキスタイルを敷設し、土との相互作用で盛土構造体にせん断強さや引張り強さの付与による安定性の高い新しい複合的な土構造物を築造するものです。

（土木研究センタ発行「ジオテキスタイルを用いた補強土の設計施工マニュアル」より）

　建設発生残土や不良土でも盛土が構築でき、植生機能の利用により自然環境の保護も図ることが可能です。

　また盛土補強材を適用することで急勾配でありながら高盛土に施工することが可能であることから土地を有効利用できるという利点も生まれます。